これはすなわち、社会のために犠牲を払ったものだけが、社会から糧を受け取る資格があるということです。あまりに当たり前に聞こえるこの標語ですが、もしこれが正しいとすれば、人は社会のためにあるのであり、社会が人のためにあるのではないということになります。 私には、それこそが本当の社会主義、あるいは社会至上主義であり、冷戦が終わってなくなったどころかますます強くなったこの社会至上主義こそが、リーマンショック後に世界を覆っている「こんなはずじゃなかった」感の源泉だと考えています。「働かざるもの、食うべからず」というのは、実は社会至上主義の強制なのです。 その社会至上主義から脱却し、本来の民主主義、あるいは人主主義に戻すには一体どうしたらよいか。それを考え続けた結果、私は意外な答えにたどり着きました。働かざるもの、食うべからず
社会を豊かにした方が、個々人を豊かにするより、人は豊かに生きられる